私は2015年にKENスクール梅田校で2ヶ月間、スマホアプリ開発を学びました。
その時の体験を書きたいと思います。
目次
KENスクールのスマホアプリ開発コース概要
企業の研修として行ったので、通常の個人で行くよりは安く受講することができました。
コース | iPhone&Androidアプリ開発コース |
期間 | 2ヶ月間(140時間) |
料金 | 約14万円
※KENスクールの助成金制度を利用しました。通常は約29万円するコースです。 |
KENスクールのカリキュラム
カリキュラムは、iPhoneアプリ開発とAndroid開発で完全に分かれます。
それぞれ全13回で、概要は以下のとおりです。
iPhoneアプリ開発(Swift言語)
第1回 | iPoneアプリケーションの基本的な開発手順 |
第2回 | Xcode・シミュレータ |
第3回 | Storyboardとは・プログラムとは |
第4回 | プログラム記述のルール |
第5回 | 変数と定数・型推論・メソッド |
第6回 | OutletとAction・条件分岐 |
第7回 | 配列・繰り返し・クラスとインスタンス |
第8回 | クラスの構成・継承 |
第9回 | オーバーライド・Optional型・プロコトル |
第10回 | デリゲート・Auto Layout |
第11回 | 画像と音声・フレームワーク |
第12回 | ファイル操作とアラート表示・クロージャ式 アニメーション・タイマー |
第13回 | グラフィックコンテキスト・タッチ処理・画面遷移 |
Androidアプリ開発(Java言語)
第1回 | Java、概要 |
第2回 | Java、基本的な記述方法 |
第3回 | Java、クラスやメソッドの説明 |
第4回 | Android 概要 |
第5回 | Android Studioのインストール |
第6回 | Android Studioの基本操作 |
第7回 | ユーザーインターフェース |
第8回 | アクティビティ・イベント |
第9回 | インテント・データベース |
第10回 | プリファレンス・フラグメント・非同期処理 |
第11回 | スケジュール管理アプリ作成① |
第12回 | スケジュール管理アプリ作成② |
第13回 | スケジュール管理アプリ作成③ |
※カリキュラムは2015年当時の内容なので、現在は変わっているかもしれません。
KENスクールの授業内容
プログラミングの授業は主に「文字列」をメインとした学習でした。
まずはJavaで基本構文を学び、その後、APIのJava.utilやjava.ioに関する学習を行いました。
それらが一通り終わってからは、Android Studioを使用して、Androidに使用するクラスやメソッドを使いながら決まった記述を書いていきました。
この期間では、AndroidでStringを扱う方法、表示させる方法、またデータを受け渡しする方法などを学ぶことができました。
プログラミングスクールの授業では音楽や画像に関する授業は無いので、その点は別途、個人での練習が必要になると思います。
スクールで学んだ知識だけで作れるアプリはせいぜい家計簿・点数計算表・スケジュール表といったデータをメインに扱うアプリだけです。
データベースに関しての学習もあるにはありますが、かなり駆け足で終わってしまったので、スクールの授業だけで覚えるのは大変です。
文字列処理以外に学べたこと
一方、iPhoneの授業ではAndroidと同じように文字列を扱う方法の他に
- アニメーションさせる技術
- 画像や音楽を扱う知識
- 簡単なアルゴリズム
を学ぶことができました。
ただ、アルゴリズムに関してはかなり荒い物になってしまうので、それらを洗練させるためには個人的に学習する必要があると思います。
KENスクール梅田校を受講した感想
私の場合、プログラミングに関する知識が全く無い未経験の状態でのスタートだったにもかかわらず、受講したことでスムーズに開発できるレベルまでいくことができました。
ただ、iPhoneアプリ開発に関しては勉強しない方が良かったかなと少し思っています。
iPhoneアプリ開発はバージョンが変わった
理由としては、Swiftの仕様が変わるペースが非常に早く、私が学習した時はバージョン1の内容だったんですが、学習が終わった頃にはバージョン2に上がり、さらにその後はバージョン4に上がりました。
バージョンが上がってしまうと、以前のコードが使えなくなってしまう事があるので、開発時に困ります。
まあでもSwiftの開発環境であるXcodeの使い方を覚えることが出来たので全く無駄という訳でもないですけどね。
講師はアタリハズレがある
プログラミングスクールでは講師にもアタリとハズレがあるような気がしました。
私が通っている間に3人くらい講師が変わったんですが、Swift に詳しくない人が iPhoneの講師担当になる時がありました。
ですので少しでも知識がある、または周りに知識のある人がいる場合は、独学で勉強するのをお勧めします。
スクールだけでは覚えるのに限界があるので。
まとめ
プログラミングスクールは個人で学習するには少々お高い料金ですが、会社の研修で行く場合は助成金制度もあります。
私の場合、年齢が35歳以上になっていた為、この金額でしたがもう少し若い人だともっと助成金の金額が上がるので、積極的に使っていけば費用も少なく済むのでお勧めです。
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