私は職場で担当している案件が古い業務システムだったので、COBOLとJCLを学びました。
今の時代にCOBOLを学ぶとなると、Web上に最新情報があるわけもなく、ある程度限られた昔の情報しか出てきません。
けっきょく現場の既存コードから学びまくったので、その時の話しをしたいと思います。
COBOLを学ぶために最初に行ったこと
COBOLでは最初、簡単な1対Nマッチングのプログラムを書くことから始めました。
それをするためにソースコードの構成をまず学び、それから似たような処理を行っているプログラムを参考にしてプログラムの処理を書きました。
処理を一つ一つフローチャートに書き起こした
またアルゴリズムを学ぶため、プログラムを書く際は、処理を一つ一つフローチャートに書き起こしました。
フローチャートを書き起こすことによって、
・ファイルのOPEN
・書き込むメモリ領域のスペースクリア
・初期化
などの文系学生が見落としがちな処理を再確認することで、余計なエラーの削減につなげました。
プログラム初学者にとって、ワークスペースの定義はとても難しいように思います。
また、どのプログラミング言語を学ぶにしても、アルゴリズムの学習は必須ですね。
JCLも現場のコード頼り
JCLについては、コマンドをたくさん覚えて作業の簡略化を図りました。
参考:JCL入門
JCLの使い方についても既存のコードを読み解いて、自分のコードに転用しました。
また、JCLではツール内での表記がほぼ英語のためエラーを読み解くのが難しかったです。
エラーメッセージ内の「NOT FOUND」や「ERROR」などのキーワードを検索し、どの箇所でエラーが起きているのかを割り出すようにしていました。
JCLでソースを組む際に参考にしていたサイト
JCLでソースを組む際に参考にしていたサイトをご紹介しますね。
EASY(Plus)道場というサイトです。
まとめ
このような感じで私はどうにか仕事で使えるくらいCOBOLができるようになりました。
しかし、COBOLは現代言語のようにライブラリも気が効いていないので、とりあえず難しいです。
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