Access VBA プログラミングの学び方 プログラミング言語別勉強法

Access VBAやExcel VBAが使えると転職で有利になる理由

VBAが使えると転職で有利になる理由

ACCESSやExcelのVBAが使えると転職で有利になるのでしょうか?

プログラマが仕事としてVBA開発をすることは少ないですが、事務職などIT系以外の職場ではVBAは重宝されるスキルです。

ですので、使えるに越したことはありません。

今回はその辺りについて詳しく解説していきます。


Access VBAやExcel VBAが使えると転職で有利になる理由

ポイント

・業務効率の改善が提案できる

・VBAを使える人は少ない

 

業務効率の改善が提案できる

普段仕事でExcelを使っているのであれば、VBAを使って業務の一部を自動化できる可能性があります。

例えば、データの転記印刷ファイルのコピーなどです。

このような作業は一定のルールが決まっているので、一度VBAでプログラムを書いてしまえば、以降は一瞬でその作業が終わるようになります。

ファイルのコピーくらい手作業でも5秒くらいで終わるから別にVBA使わなくても…

と思われるかもしれませんが、どんな軽作業であっても、Excelに置いたボタンをひとつ押すだけで完了という手軽さにはかないません。

VBAを覚えた人が、片っ端から自動化していったらかなり作業効率が上がります。

 

VBAを使える人は少ない

事務職をはじめとした、エクセルは使うけどシステム開発の会社ではないところはたくさんあります。

当然、社員はプログラマーではありませんので、プログラミングができる人は少ないです。

そのような環境の中でAccess VBAやExcel VBAが使える人には希少性があります。

他の人ができないことができるという点で、転職には有利になれるでしょう。

 

VBAを学ぶメリット

VBAを学ぶことのメリットはなんでしょうか。

VBAはExcelを操作するプログラミング言語ですので、ITエンジニア以外の職業の方が学んでも大変役に立ちます。

理由を以下にあげます。

ポイント

・即効性、汎用性が高い

・転職に有利

 

VBAは即効性、汎用性が高い

VBAは覚えた初日から役に立ちます。

VBAで込み入った業務アプリケーションを作ることはまずありません。

あくまで効率化が目的です。

具体的に何ができるかについては以下の記事を参考にしてみてください

参考:エクセルマクロVBAで「できること」って何?10の事例で解説

 

VBAができると転職に有利

ITエンジニアが採用面接で「VBAできます」と言ってもアピールポイントにはなりません。

でも、事務系の仕事をする人が

私、VBAが使えます

と言えると、採用面でも有利です。

なぜなら、VBAができる時点でExcelは普通に使えますし、Excelに関することであれば、職場の作業効率を上げてくれるかもしれないという期待がもてるからです。

職場の作業効率改善点というのは、そこで実際に働いている人にしか見えてきません。

ですので、社員を採用する会社からしてみれば、VBAが使える人が社内にいるというのはメリットなのです。

 

レバテックキャリアという転職サイトではVBAが仕事で活かせる求人も取り扱っているので、興味がありましたら一度のぞいてみてください。

【レバテックキャリア】

VBAの学び方

VBAの学び方としては独学するか、習うかの2種類あります。

ポイント

・書籍やWebサイトで独学

・プログラミングスクールで習う

 

書籍やWebサイトで独学

Excel VBAについては非常に多くの書籍が発売されています。

1冊3,000円程度で購入できますので、まずは書籍を見ながら独学できそうか試してみてください。

Excel VBAのおすすめ書籍はこの記事の後半で紹介しています。

 

Access VBAに関してはこちらをご覧ください。

Access VBAをプログラミングスクールに通わず独学した方法
Access VBAをプログラミングスクールに通わず独学する方法

Access VBAを学ぶため、プログラミングスクールに通うべきでしょうか?   システム開発の現場でAccess VBAが使われることはほとんどありません。 ですので、プログラミングスクー ...

続きを見る

 

プログラミングスクールで習う

プログラミングスクール(パソコンスクール)で習う方法もあります。

Excel VBAやAccess VBAは、プログラミング言語の中では比較的簡単な部類に入ります。

ネットや書籍で学んだとしても、全く動くものができないということはないでしょう。

ただし、独学は有識者に教わるのと比較して

他人が読めるレベルのソースコードにはならない

ひとつひとつ試行錯誤するので、時間がかかる

といった欠点もあります。

正しいやり方を短期間で身につけたければ、プログラミングスクールへ行き、有識者に教わるのが確実です。

 

VBAが学べるプログラミングスクール

VBAが学べるプログラミングスクールをご紹介します。

 

KENスクール

KENスクールは東京、名古屋、大阪、札幌に校舎があるプログラミングスクールです。

ポイント

Excel VBA講座…130,000円+入学金30,000円

 

Winスクール

Winスクールは全国各地に展開しているパソコンスクールです。

VBAが学べるコースも用意されており、料金は以下の通りです。

ポイント

ExcelVBAの基礎コース…45,000円

ExcelVBAの実践コース…63,000円

上記2コースセット…90,000円

 

 

VBA関連のおすすめ書籍

ExcelVBAの書籍は他言語に比べて多く出版されています。

本屋に行ってもどれにしたらよいか迷うと思いますので、おすすめ書籍をご紹介します。

 

よくわかるMicrosoft Excel 2019/2016/2013マクロ/VBA

私が ExcelVBAを学ぶときに使用して良かった書籍は「よくわかるMicrosoft Excel 2019/2016/2013マクロ/VBA 」です。

この本はFOM出版のみどりの本と呼ばれていますが、わかりやすく解説していると思います。

私は職業訓練校時代に使用していました。

 

プログラミング初心者はそもそも、プログラミング言語の必要性がわからないと思いますが、この本ではそこから解説してくれます。

Excelの操作の中でマクロの記録がありますが、マクロを記録すると実はVBAというプログラミング言語が裏では記述しているいうことから解説されています。

なので、初心者の理解の仕方として、VBAを使わなくてもマクロの操作でできますが、VBAという言語からマクロなどの便利な操作を設定することが可能になるという理解ができます。

それからこの本の文末には、よく使うショートカットキーやよく使うステートメント、プロパティ、メソッド、関数などがまとめて記述されています。

ただ普段からVBAを使用していない方にはじゃっかん内容が難しいので、付属のCD-ROMを使って練習問題を繰り返しやる必要があります。

このFOM出版のみどりの本シリーズは、VBA以外の解説本もあり、いずれもわかりやすい解説をしていて使い勝手が良いです。

 

入門者のExcel VBA―初めての人にベストな学び方

VBAは、仕事でエクセルを扱う全ての方におすすめします。

初歩的なことだけでも構わないので、VBAをかじっていれば業務の効率や速度が飛躍的にアップすると思います。

エクセルを扱うならば、VBAを学ぶことは決して損ではありません。

そこで、ブルーバックスから出版されている入門者向けの書籍をご紹介します。

 

入門者のExcel VBA―初めての人にベストな学び方 (ブルーバックス)  立山秀利著

この書籍では、何の知識も持たない方でも、しっかりと読んでその通りに真似をすれば、プログラムを書けるようになれます。

手順を丁寧に詳しく書かれていますので、わかりやすいですし、比較的平易な文体で書かれておりますので、親しみやすいかと思います。

本書を読みながらゆっくりやっても、書かれている内容は数時間もあればマスターできるのではないでしょうか。

個人的には、初心者向けの講習会に高いお金を出すくらいなら、この本の購入をおすすめします。

もちろん入門者向けの本ですので、より高度なプログラムを書きたい方には。この本のみでは十分とはいえません。

著者の立山秀利さんは、他にもVBA関連の書籍を多数出版されています。

ある程度学ばれて、その先へのレベルアップを望まれる方はチェックしてみてください。

 

Excel2013/2010限定版 やさしく学ぶ エクセルVBA

私がおすすめする書籍は、C&R研究所から出版されている「やさしく学ぶ ExcelVBA」です。

 

この本の最も良いところは、初心者目線で書かれているところです。

一般的な参考書は、ある程度の知識を持った人がより知識を深める為には良いですが、全く無知な初心者が読んでも、最初のページに書かれている用語すら理解できないということがよくあります。

しかしながらこの本では、少し知識のある人には言うまでもないことでも、初めてVBAを勉強する人には分からないかもしれないというギリギリの部分をスルーせず、初心者の「太郎くん」と熟練者の「はかせ」との会話形式でとても噛み砕いて説明してくれており、すんなり理解することができます。

用語の解説やコードの記述例も豊富で、実際のエクセルやエディタの画面写真も載っている為、視覚的にも理解しやすいと思います。

また、出版元である「C&R研究所」のホームページから、サンプルデータをダウンロードすることもできます。

VBAに慣れるまでは、このサンプルデータを少し書き換えながら使うことで、どういう命令がどこに影響するのかというロジック的な感覚も養うことができます。

初心者用の書籍なので、細かいテクニックについてはあまり触れられていませんが、だいぶ慣れてきた今でも、基本に立ち返る時にはこの本を参考にしています。

 

VBAが学習できるWebサイト

他のプログラム言語と比べて、VBAの情報が掲載されているサイトは多く存在します。

多いのは良いのですが、その中で優良なサイトは知っておいて損はありません。

ここでは、書籍に匹敵するくらい役立つサイトをご紹介します。

Office TANAKA

Offiece TANAKAでは、「こんな事をしたい時にVBAでどう書いたらよいか」について多くのケースに対応できるサンプルコードが掲載されています。

サイトの構成も見やすいので、見出しだけざっと眺めておいて、いざVBAで困ったときにこのサイトを参考にする使い方がおすすめです。

⇒Office TANAKA「マクロとVBAのテクニック」

 

Excel VBA 入門講座

Excel VBA 入門講座」は、Visual Basic Editorの起動方法から丁寧に説明してあり、しかも事例が記載してありコードの記入まで順序だてて説明があるので、初心者の私でも簡単に勉強を始めることができました。

セルの指定、コピー、移動のやり方について、初心者でも理解できるように説明とコードが記載されてあります。

しかもソースコードをコピーしてエディタに貼り付け、動作を確認しながらコードの意味を理解できるように学習を進められる点が良かったです。

私はVBAを勉強しようとして市販の入門書を2冊ほど購入したのですが、ほとんど理解できずに諦めかけていました。

そんなときにネットで「Excel VBA 入門講座」を見つけ、それ以来勉強が進むようになりました。

⇒Excel VBA 入門講座

 

mougモーグ

mougモーグの記事は、知りたいことに対して余分な言葉はなく、わかりやすく直球で解説してくれています。

VBAについてわからないことがあった時に、よく使用させてもらいました。

先にあげたOffice TANAKAの記事を読んでも理解できないとき、mougモーグの記事を読むとわかることもとても多かったです。

⇒mougモーグ

 

Excel(エクセル)VBA入門

Excel(エクセル)VBA入門では、目次が書籍のように整っているので、求める情報が探しやすいです。

特に繰り返し文に関しては
For~Next
For Each In~Next
Do~Loop
ごとに解説が書かれており、とてもわかりやすく見やすくて、今でもこちらのサイトを利用しています。

⇒Excel(エクセル)VBA入門

 

Excelでお仕事!

どうしてもExcelVBAが必要になって、わからない部分を調べるに役立ったのが「Excelでお仕事!」というサイトです。

サンプルコードがとても充実していて、やりたい作業を完成させることができました。

サンプルコードをお借りして、必要な部分のみコードを書き換えれば正常に動いてくれます。
データベースとの連携やテキストの読み出しや書き込み、メール送信で困っていた時には本当に助けになりました。

ビジネスで使えるTipsやモジュールが豊富にそろっています。
ExcelVBAの基本から応用編まで幅広くカバーしていますし、個人サイトとは思えないほどの情報が網羅されています。
フリーでこれだけたくさんのコードを公開してくれている作者様には、心から感謝しています。

かなり昔からお世話になっているサイトで、チェックしてみたら2003年から運営されている老舗サイトです。
Tipsの数も相当なものですが、コードも完結でわかりやすくまとまっていますから、読み解くだけでも勉強になります。
かゆいところに手が届くサンプルが満載ですから、ExcelVBAでコードに詰まっている時には役立ってくれます。

⇒Excelでお仕事!

 

VBAの体験談

VBAに関する体験について、いくつかの事例をご紹介します。

 

体験談①:コンサルティングチームに配属されたのをきっかけにVBAを学んだ

私がExcelVBAを学んだきっかけは、社内コンサルティングチームに配属され、エクセルを使っての分析業務を任されたことです。

 

チームでは元々作業効率化の為に、エクセル関数が入ったシートを使っていたのですが、分析するデータの量が増えたことから、VBAでプログラミングすることになったのです。

VBAの基礎は会社で業務しながら覚えました。

 

そしてより深く学ぶ為に、オデッセイが出版している試験対策用のテキストを使って勉強しました。

 

書店に行くとわかるのですが、VBAに関する本はたくさん出ています。

それだけVBAには多くの需要があるので、学ぶ価値は多いにあると感じました。

試験対策用テキストを使った理由

試験対策用テキストを使った理由は、実務用の処理が載っている本だと、VBAの基礎はできている前提の内容となっている為、初心者には難しいです。

一方、試験対策用テキストであれば、基礎となる知識が多く載っています。

 

私はついでにVBAエキスパートの試験も受けて、合格しました。

資格を取得したことで、実務で習得した以上の知識やスキルが身につき、今度は、それが実務にプラスになるという好循環が生まれました。

 

VBAのスキルが上がったところで転職をし、さらに難易度の高いVBA業務にも挑戦しました。

まとめ

VBAを学ぶ際、勉強だけに専念できる状態であれば、パソコンスクールに行くのが近道だと思います。

 

失業中の方であれば、失業保険を活用して職業訓練校に行くのも良いと思います。

また、仕事をしながらの勉強は、学んだ事をすぐに実務で使えるのが利点です。

 

VBAとは、システム開発の仕事をしていない人でも学ぶ価値が高いです。

Excelを使った多くの場面で自動化が期待できるので、まずは書籍を1冊購入して試すことをおすすめしたいです。

 

体験談②:初めてのプログラミングにVBAを推奨する理由

現在プロのプログラマ、フリーのシステムエンジニアとして活動しています。

30代の方が初めて学ぶのであれば、「VBA」が良いのではないかと思います。

VBAは敷居がかなり低く、やれることも限られている為、プログラミング初心者の方にも向いていると思います。

私は現在、顧客先に常駐して仕事をしていますが、開発以外の作業も多く、それら作業にはExcelを使用しています。

Excelでは自動化処理が書けるVBAが使用できます。

VBAはExcelがインストールされているパソコンであれば特に設定など必要とせず、すぐに始めることができます。

まず実行環境が非常に手軽であることがあげられます。

Excelのシートやブックの操作やオリジナルの関数が作れたり、他のデータベースへの接続なども行えるなど、それなりにできることはあります。

プログラミングの基礎としては、とっつきやすいと思われます。

そして、何より仕事などで使うExcelであることが敷居の低さと言えるでしょう。

その点からもVBAは初心者にとっての入り口としても大変おすすめな言語かと思います。

参考書籍やネットでの情報も多いです。

 

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