私は20代後半の時にゲームプログラマーを目指す為、バンタンゲームアカデミーというプログラミングスクールに2年間通いました。
今回はバンタンゲームアカデミーの体験談をご紹介します。
目次
バンタンゲームアカデミーの概要
受講期間とおおよその料金
受講期間は2年間でした。
料金は2年制の専門学校に通った為、およそ300万かかりました。
コース名、プログラミング言語
コース名はゲームプログラマー専攻で、学んだ言語はC、C++、C#です。
バンタンゲームアカデミーでの受講内容
バンタンゲームアカデミーは通学制のスクールで、担当講師1名につき、10数名のクラスメイトとともに授業を進めていく形式でした。
学校側で用意されている専用ライブラリと、C++を用いてゲームを制作していきます。
1年目
講師の解説のもと、まずは教本を見ながらC言語の基礎から順に学んでいきました。
変数とは?関数とは?文字列とは?配列とは?
こういったプログラミングの基礎中の基礎から学んでいきます。
また、C言語となればメモリを直接触れる言語となる為、パソコンのメモリやアドレスなど、パソコンの構造に関する知識の講義もありました。
C言語を一通り終えたら、次にC++へと移行します。
クラスを用いた設計思想、デザインパターンの作成、ポインタなど。
このようなプログラミングの基礎知識を一通り学び終えたあとに、ゲーム制作へと進んでいきました。
2年目
学んだC、C++と、学校側で用意されている専用ライブラリを使って実際にゲーム作成を進めていきました。
まずは2Dゲームを作成して、タイトル ~ ゲーム画面 ~ エンディングと、一通りの構成を作成し、
それと併せてキャラクターの移動や、当たり判定などの計算処理、クリアとなったかゲームオーバーとなったかなどの条件分岐を組み込んでいきます。
ゲームは基本的にフレームがループしている為、for文やwhile文を使い、様々な条件分岐にはif文を使って構成していきます。
そしてクラスを使った設計思想、関数の作成など、メンテナンスしやすい設計も意識する必要があります。
このようなゲーム制作を通して、基礎的なプログラミングだけでなく、どのように設計すればメンテナンス・管理がしやすいかといった、設計思想も培うことができました。
また、ゲーム制作に至っては物理計算のスキルも必要になってくる為、ただ本を購入してくるだけでは一長一短で身につけられないものだと痛感しました。
そのため、スクールに通わない限り個人で作成するのは非常に難しい分野だと感じました。
その点、プログラミングスキルを身につけるだけであれば、本に記載された通りに手を動かせば次第に覚えることができるので、
わざわざプログラミングスクールに通わなくても独学で学べる範囲内ではないかなとも思いました。
バンタンゲームアカデミーの就職サポートについて
学校から就職先として提示された様々な企業から、個人で履歴書を送り応募していきました。
就活時期になった際は、ゲーム企業の採用担当者を学校に招き、実際に作成したゲームをプレゼンしながらアピールする場も設けてもらえました。
プログラミングスクールを受講した感想
実際に業務としてプログラミングを長く努めてきた方が担当講師となってくれる為、実際にプログラミングを仕事とした場合の生の体験談や、どうやったらプログラミングを効率よく身につけることができるか、プログ
ラミングを学んでいて疑問に思ったことなどを、講師に直接相談できることが、スクールの一番の利点だと思います。
単にプログラミングスキルを身につけるだけであれば、正直初心者用の書籍を買ってきて、例題通りに手を動かしてさえいれば覚えることはできます。
疑問に思ったことを聞ける人がいる、相談できるクラスメイトがいる、こういった同じ思想を持った人たちと同じ目的意識を持って勉強に望める点がスクールの一番のよいところだと思いました。
また、独学では継続することができないという人も、葉っぱをかける意味で通ってスキルアップを図れる点もスクールの利点ではないかと思います。