私は今から6年前に、ハローワークの職業訓練校でHTMLを学びました。
場所は九州技術教育専門学校熊本校というところです。
目次
HTML学習に使用した書籍
「30時間でマスターインターネットⅢ HTMLでつくるWebページ」という実教出版株式会社から出されている書籍を使用しました。
1クラスは約40人で編成されていました。
初めてのプログラミングなので、見慣れないアルファベットがたくさん出てきて、全く理解できませんでした。
なんとか周りの方に聞いたりして授業についていけた状態でした。
HTMLの学習方法
学習の仕方は、先生が用意してきた題材に、教科書通りに入力していくと画像が変化していくという繰り返しでした。
しかし、それさえ上手く行かず、変な編集をしていました。
私はどうしてもHTMLを覚えたかったので、教室で6時間の授業を受けた後、家でも復習をすることにしました。
そうするといろいろな確認ができ、だんだん理解できるようになりました。
最終的には、教科書に載っているタグをほとんど暗記してしまい、先生が用意して下さった練習問題をタグ一覧を見ることなく取り組めるようになりました。
プログラミング初級の試験について
職業訓練の後にプログラミング初級の試験を受ける事ができたのですが、40数名中受験したのは私を含めたったの4名だけでした。
試験を受けない他の人は「全く分からないから受けない」と口々に言っていました。
一つだけ受験の時に失敗したことがありました。
タグ一覧を暗記していた私は、受験時に渡されたタグ一覧の表を見ずに回答してしまい、いつもと違うタグを使わないといけないことに全く気付きませんでした。
しかし、結果は正答率80%以上をとり、合格することができました。
ハローワークの職業訓練校について思ったこと
ハローワークが運営する職業訓練校は、就職支援をしてくれる無料プログラミングスクールのひとつです。
職業訓練校は、ハローワークの附属ですが、あくまで民間の独立したプログラミングスクールです。
スクール自体がキャリアサポートの能力を備えています。
したがってそのようなスクールに通うと、ハローワークの就職支援に加えて、プログラミングを習得した者に特化したスクールからのサポートも受けることができます。
職業訓練校の費用は0円
受講生が負担する費用は0円ですが、スクールの運営には当然コストがかかっています。
そして、その多くは国からの補助金で賄われています。
そう考えると、ある意味スクールにとってのお客さんは目の前の受講生ではなく、ともすれば国になりがちです。
現に講習期間中に何度か行われる査察を兼ねた役人による講和の時間は、ものすごくピリピリした雰囲気になります。
普段はフランクに接してくれる講師も、その時ばかりは教室の後ろで直立不動になり、それは講師以外の職員さん達も同様です。
職業訓練校で成績上位に入れば優遇される
そうしたことが影響するのか、無料のプログラミングスクールにはやや形式的な面が無くはありません。
端的に言えば、上位数パーセントの受講生を首尾よく講習内容に沿った職種で就職させておきます。
そうすることで役所から継続的な斡旋を受けられる為、その他の受講生(プログラミング能力下位)の就職支援が形式的になりがちな点はデメリットかと思いました。